中古住宅購入+リフォームローン完全ガイド

リフォームローン、一緒に考えよう!
近年、住宅の購入にあたり中古物件を購入して、リフォームをする方が増えています。日本では、多くの方が住宅の購入時に住宅ローンを借りますが、リフォームの費用についてもローンが借りられます。ここでは、中古物件を購入してリフォームをする場合のプロセスや資金計画の立て方、ローンの利用方法についてご案内いたします。
リフォームにかかる費用は?
一般的にリフォームとは、「キッチン、浴室、トイレ等設備の交換」や「住宅の増改築」、「住宅の修繕」のことを言います。具体的なリフォームとしては、壁紙やフローリング等床材の張替え、キッチンやユニットバスなど水回り設備の交換、雨漏りの修繕、間取り変更など多岐に渡ります。
こちらは一般的なリフォームにかかる費用と工事日数の目安になります。前もって、リフォームにかかる費用を把握しておくことで、住宅購入資金も合わせての資金計画が立てやすくなります。また、物件購入後すぐにリフォームする場合、リフォーム工事完了後に入居することになるので、およその工事にかかる日数も把握しておくと良いでしょう。
| リフォーム箇所 | 費用相場 | 工事日数 |
|---|---|---|
| キッチン | 90〜150万円 | 6日〜2〜3週間 |
| 浴室 | 100〜150万円 | 3〜7日 |
| トイレ | 15〜40万円 | 3〜7日 |
| 洗面 | 10〜40万円 | 1〜4日 |
| 壁紙クロス張替え 10畳(壁面積:約45㎡) | 5〜10万円 | 2〜3日 |
| 床材フローリング張替え 20畳(床面積約33㎡) | 20〜50万円 | 2〜6日 |
※リフォームの範囲や商品のグレード、工事業者等によって異なります。あくまでも参考情報になります。
リフォーム費用をローンで借りる方法
多くの金融機関は住宅の新築、購入資金用の「住宅ローン」と、リフォーム費用専用のリフォームローンを取り扱っています。
リフォームローンは、住宅ローンとは全く異なる商品で、無担保のローンになります。そのため、購入する住宅を担保にする住宅ローンと比較して、融資額は低く、金利は高めで、返済期間も短めになっています。
「住宅ローン」「リフォームローン」の比較
| 項目 | 住宅ローン | リフォームローン |
|---|---|---|
| 資金用途 | 住宅の新築、購入資金 | リフォーム費用 |
| 担保 | 購入物件に抵当権が設定される | 不要 |
| 審査 | 審査が厳しく、借り入れに2〜3週間かかる | 1日〜1週間程度。審査が少なく、借り入れに時間がかからない |
| 融資額 | 1億円まで、3億円までなど高め | 500〜1,500万円までと低め |
| 金利 | 低金利 変動:0.5〜1.0% | 金利は高め 変動:2.0〜4.0% |
| 返済期間 | 最長35年 | 最長10〜15年 |
| 住宅ローン控除の適用 | 有り | 無し |
「リフォーム一体型住宅ローン」がおすすめ
いくつかの金融機関では、住宅購入費用とリフォーム費用をまとめて借りられる「リフォーム一体型住宅ローン」という商品を扱っています。住宅ローンを借りる際に、リフォームの費用も含めて、まとめて借りられる商品になります。
住宅ローンの扱いになるので、金利が低く、返済期間も長くなります。住宅ローンとリフォームローンをそれぞれ組むのに比べて、ローンが1本にまとまっているので返済計画が立てやすく、諸費用も軽減できます。中古住宅を購入してすぐにリフォームをする予定の方には、メリットが多いため、検討されることをお勧めします。
「リフォーム一体型住宅ローン」を取り扱う金融機関
長期固定金利なら「フラット35リノベ」、民間の金融機関でも変動金利や10年固定などの様々な商品があります。
- •SBI新生銀行 リノベーション(リフォーム)資金
- •みずほ銀行 中古住宅の購入とリフォーム一体型の住宅ローン
- •三井住友住宅ローン 三井住友住宅ローン(諸費用・リフォーム口)
利用の注意点
リフォーム一体型住宅ローンは、住宅ローンとリフォームローンが一つにまとまっている商品ですので、住宅ローンの申込時までに、リフォーム費用として借入したい額を見積り出ししておく必要があります。住宅ローン申込時には、金融機関に「リフォーム工事額の見積り」や「工事請負契約書」の提出が必要になります。
中古物件の購入+リフォームローンの流れ
物件を選ぶ
物件を見学し、購入を検討したい物件が見つかったら、不動産仲介会社に希望のリフォームができるか気になる点を確認しましょう。
リフォーム会社に依頼する
不動産仲介会社によっては、ご希望に応じてリフォーム会社を紹介してくれる場合もあります。依頼したいリフォーム会社が決まっていれば、不動産仲介会社を通して、リフォーム会社の担当者が物件の確認ができるよう手配してもらいます。
金融機関に住宅ローンを申し込む
各金融機関の住宅ローンの条件を確認し、事前申込をします。「リフォーム一体型住宅ローン」に申込む場合は、リフォーム費用を含めての融資になりますので、金融機関に「リフォーム工事額の見積り」や「工事請負契約書」の提出が必要になります。審査で通らない場合も踏まえて、複数の金融機関に申し込んでおくと安心です。
物件購入の申込をする
金融機関から住宅ローンの事前承認が得られたら、不動産仲介会社を通して、購入希望物件の売主に購入の申込をし、購入価格や引渡し時期等について交渉して決めます。
物件購入の契約〜決済、リフォーム開始まで
売主と購入条件について合意できたら、不動産売買契約を締結します。契約締結後、住宅ローンに正式に申込をし、本審査で承認が得られた後に、不動産売買契約の決済になります。契約から決済までの期間は、売主買主間の合意内容によりますが、一般的には2週間から3か月ほどになります。
リフォーム工事開始〜完了
不動産の引渡し後、リフォーム工事を開始します。リフォーム工事が完了したら、金融機関に、所定の「工事完了報告書」を提出します。金融機関は、リフォーム会社へリフォームの融資金額を振り込みます。
中古物件を購入してリフォームをする場合の資金パターン
1. 物件購入に住宅ローンを利用し、リフォームは自己資金
簡易なリフォームなどでリフォーム費用が低い場合や、ある程度自己資金がある方、親から資金援助が受けられる方などに向いています。住宅購入にはできるだけ自己資金を使わず、リフォーム費用に自己資金を回せると良いでしょう。
2. 物件購入は住宅ローン、リフォームはリフォームローンを利用
住宅ローンとリフォームローンをそれぞれローンで借ります。リフォームローンの返済期間中は、住宅ローンの返済とダブルでの返済になるので、負担が重くなりますが、リフォーム費用が数十万円〜数百万円で済む場合には適しています。
3. 物件購入とリフォーム費用をまとめて住宅ローンを利用
「リフォーム一体型住宅ローン」のケースです。築年数の経った物件でリフォームの費用が高額になる場合、リフォームのイメージが固まっており、スピーディーにリフォームのプランが決められる場合にお勧めです。
まとめ
中古物件を購入して、リフォームする場合、まずは物件選びからスタートします。理想の住まいのイメージや資金計画について、事前に不動産仲介会社に相談してみましょう。
中古物件の購入には、スピーディーな対応が必要になるため、購入物件に求める条件を整理しつつ、リフォームの可能性、ローンを利用するパターンなど検討しながら、不動産仲介会社と連携して進めていくことが重要になります。東大阪・八尾・大東・四条畷エリアでの中古物件購入・リフォームについてご不明点があれば、お気軽にご相談ください。